はじめに ― 15年以上、相場と向き合ってきた
私はFX歴15年以上のトレーダーだ。
華々しい経歴を語りたいところだが、正直に言おう。
私の投資人生は、失敗と借金から始まっている。
それでも今、チャート分析にはちょっとした自信がある。
ここに至るまでの道のりを、包み隠さず書く。
原点 ― マツダ株とビギナーズラック(2000年〜)
2000年。私の投資家人生は、マツダの株を買うところから始まった。
「この車は売れる」。直感だけで買った株が、見事に上がった。
利益を手にした瞬間、私は確信した。「自分には才能がある」と。
まさにビギナーズラックだった。
そこから株の世界にのめり込んだ。仕手株にも手を出した。
当時はYouTubeもなく、学べるのは書籍とブログだけ。
怪しい掲示板の情報を鵜呑みにし、「次はこの銘柄が来る」と信じ込んだ。
結果は言うまでもない。
最初に得た利益はもちろん、証拠金もすべて吹き飛ばした。
残ったのは、空っぽの口座と根拠のない自信だけだった。
FXとの出会い ― チャートに取り憑かれた日々
数年後、FXというものに出会う。
チャートパターンを覚え、画面の前に張り付く毎日。
上がった、下がった。その瞬間瞬間に一喜一憂し、仕事が手につかない。
生活のすべてがチャート中心になっていた。
転機になったのは、YouTubeで「あきチャン准教授のFX研究室」に出会ったことだ。
そこで初めて、”分析”という概念を知った。
感覚ではなく、ロジックでチャートを読む。その面白さに目覚めた。
200万円の借金 ― 最大の失敗が教えてくれたこと
「自分はいける」。
分析法を学び、根拠のない自信が”根拠のある自信”に変わったと思い込んだ。
これまでの負けを逆転するつもりで、200万円を借金。
すべてをトレード資金にぶっ込んだ。
結果は、皆さんの想像通りだ。
全額溶かした。残ったのは200万円の借金だけ。
だが、この地獄のような経験が、ひとつだけ私に武器をくれた。
お金への執着が消えた。
チャート上で動いているのが「お金」に見えなくなった。
ただの数字。ただの値動き。
そう見えるようになったことで、初めて平常心でトレードができるようになった。
負けて得たものがある。これは、お金では買えない。
転換点 ― チャートは「斜め」に進んでいる
当時の私は、水平線と移動平均線、オシレーターを中心にチャートを見ていた。
ある日、ふとチャートをまっさらにしたくなった。
インジケーターを全部消し、何もない状態でチャートと向き合った。
そこで気づいた。超基本的な、しかし決定的な事実に。
チャートは斜めに進んでいる。
水平線は人間が引いた基準にすぎない。
だがチャートそのものは、斜めに、流れるように動いている。
なぜその事実を無視して、水平の基準だけで分析するのか。
自分でラインを引きまくった。斜めのラインを基準線にしてみた。
すると、今まで学んできたことが一本の線でつながった。
点が線になった瞬間だった。
バラバラだった知識が、ひとつの手法として結実した。
現在 ― チャートの「行きたい方向」が見える
今、私は自分のチャート分析法を確立し、お金の心配から解放されている。
借金も完済した。
私の分析の核はシンプルだ。
チャートを「斜め」に読む。それだけだ。
斜めに分析すると、チャートの行きたい方向が見えてくる。
チャートはランダムウォークなどしていない。法則に則って動いている。
水平線・MAへの違和感
世の中のFX教育は、水平線やMA(移動平均線)が中心だ。
だがそれは、人間が勝手に引いた基準でしかない。
チャートは斜めに進んでいるのに、それを無視して水平の世界で分析する。
その違和感に、私はどうしても納得できなかった。
ファンダメンタルズ分析は信じない
ファンダメンタルズ分析も、私は一切信じていない。
同じ「金利上昇」という事実でも、市場の空気感によって相場は上にも下にも動く。
それは結局、チャートが動いた後の後付けの解釈でしかない。
解釈が毎回変わるものを「分析」とは呼べない。
だから私は、チャートだけを見る。チャートにすべてが織り込まれている。
このブログについて
このブログでは、私が15年以上かけてたどり着いた「斜めのチャート分析」を発信している。
FXの世界には、情報が溢れすぎている。
何が正しくて、何が間違っているのか。初心者ほど迷う。
私自身がそうだったから、よくわかる。
借金を背負い、何度も退場しかけた人間だからこそ、伝えられることがある。
チャートに正直に向き合うこと。それだけで、見える世界が変わる。
私の経験と手法が、あなたのトレードの一助になれば幸いだ。